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『ネパール仏教講座』受講生の募集について

令和5年度秋学期にネパール仏教の思想・儀礼・文化の概観理解を目的に『ネパール仏教講座』を開講します。
聴講生の受講も可能です。
 
希望する方は本学聴講生の募集要項をご確認ください。
 

ネパール仏教講座
本講義は、ネパールの仏教を知るために入り口である。釈迦生誕地ルンビニーは現在ネパールの南、インド国境沿いに接しており、首都カトマンズから約400キロの距離にある。首都のあるカトマンズ盆地には400に登る古い仏教寺院が点在し、ネワール民族が大乗仏教・密教を実践している。彼らはチベット・ビルマ語族に属するネワール語を母語としているため、この仏教を「ネワール仏教」と称する。一方、ネパールを代表する仏教でもあるために「ネパール仏教」とも呼ばれている。ネパール仏教は、13世紀初頭にインドで滅んだサンスクリット語を中心とするインド仏教・密教を継承する唯一の仏教である。今日でも真言・陀羅尼・経典などの読誦に加え、曼荼羅儀軌など儀礼次第など全てがサンスクリット語で行われて、それに基づいた宗教文化も定着している。その他、現在のネパールではチベット仏教と共に近年ビルマやスリランカから再流入されたテーラヴァーダ仏教も普及している。そのため、ネパールに現存する仏教を学ぶことが仏教全体の理解に一助となるであろう。
開講期間令和6年2月5日~2月7日(水)
開講時間 9:00~17:50
場  所 種智院大学 講義室204

  
 
 
教員紹介(スダン・シャキャ教授)
令和5年度聴講生の募集について