学長あいさつ

我々はこの世に生を受けて何を望み、何をなすか、それをそろそろ考えるころに諸君は来ていると思います。

かつて、大学は大いなる希望とたえまない進歩の中に学問を通して、学生たちが青年期の真ん中を生きるべき所でありました。ところが、いつのまにか社会の構造の中に組み入れられ、得体の知れぬ偏差値やランクが出現し、ラインから外れたものはいやおうなしに置き去りにされ、人間が本来持っている可能性や意外性を封じ込めてしまったように考えます。

本学は、いま一度諸君の持つさまざまな可能性や自由な発想、進取の精神を喜びに変えることを願い、その応援をしていこうと考えています。

そのむかし、諸君の父母や祖父母が体験したすばらしい学園生活をもう一度つくることをめざし、大学づくりに取り組んでいます。また昨今、特に檀家制度の変化が言われる中、寺院経営に適応する学生をつくり上げること、現代社会に対応できる人材を育てることを目標としたいと思っております。

このように、本学は、他の大学にはない、決してゆずれない人間の英智を育む場所となるよう努力していきたいと考えています。人はそれぞれ個性があり、それが輝ける所があり、認められる場所を探しているはずです。おそらく、あなたは本学でそれを発見することができるでしょう。